正しく読み取られない場合には何を確認すればよいですか?
基本的な確認点は以下になります。
1. マークシート用紙が300dpi以上、カラー又はグレースケールでスキャンされているか?
2. スキャン画像とマークシート設定が一致しているか?
3. しきい値の調整は行われているか?
4. 読み取り結果画面右端の歪みの値が高くないか?(20以上)
1. スキャンされた画像の解像度の確認方法はスキャン画像(JPEG)を右クリックし、表示されるメニューの「プロパティ」をクリック、プロパティ画面の「詳細」情報で解像度が確認できます。
2. スキャン画像とマークシート設定が一致しているか確認する方法は③マークシート設定ツールを起動し、メニューの「ファイル > スキャン画像を開く」でまずはスキャン画像を読み込み、基準点設定のダイアログはキャンセルしてから、同じくメニューの「ファイル > マーク情報ファイルをインポート」を行ってください。
スキャン画像の上にマークシート設定が表示されますので設定が正しいか確認できます。
もし設定が正しくない場合にはそのスキャン画像に合わせてマークシート設定を再度行ってください。
3. しきい値とはどのくらい濃い(マーク濃度)時にマーク有と判断するかを決める基準値です。印刷やスキャン、筆記用具、塗りの量や強さなど環境や状況によってマーク濃度は変わりますので、基本的には毎回しきい値の調整を行っていただく必要があります。
しきい値の調整方法といたしましては各読取り箇所のセルの上にマウスを移動しますと、画面下部にその箇所の濃度が表示されますので、それにあわせて「マーク無し濃度しきい値」と「薄いマーク濃度しきい値」「ドット数しきい値」の値を変更し、「再読取」ボタンをクリックすると設定した値で読み取りが行われます。
詳しくはマニュアル9ページ目の「しきい値の調整方法」をご確認ください。
4. 読み取り結果画面右端の歪みの値が全体的に高い場合にはマークシート設定にズレがある可能性が考えられますので、マークシート設定をご確認ください。
つぎに特定のスキャン画像だけ歪み値が高い場合にはスキャンズレが発生している可能性が高いので、そのマークシート用紙だけ再スキャンを行っていただくことで改善される可能性がございます。
上記をご確認いただいても症状が改善されない場合にはメール添付にてスキャンデータとマーク情報設定ファイルをお送り頂けましたら弊社にて同じ症状が発生するか確認させていただき、原因の調査をさせていただくことが可能です。
*メールアドレスはマニュアルの最後のぺージに記載されております。