ネットを利用した新しい公式棋戦「大和証券杯ネット将棋棋戦」のオープニングイベントとして Bonanzaが、2007年3月21日に、現在プロ棋士の最高位である渡辺明竜王と平手にて対局いたしました。これまで日本将棋連盟はコンピュータ将棋とプロ棋士との対局を禁じてきましたが、この度、ついにそれが解禁され、その栄誉ある初対局相手に、2006年世界コンピュータ将棋優勝のBonanzaが選ばれました。
序中盤は大善戦し、ほぼ互角に指しあいましたが、112手にて渡辺竜王の勝ちとなりました。
詳細はコチラ:大和證券杯ネット将棋
作者・保木邦仁コメント:
竜王と対局出来るとは非常に光栄です。きっと Bonanza も喜んでいると思います。Bonanza の能力では、マスタークラスの人間の方と、長時間の持ち時間で将棋を楽しめるような状況にはならないと思います。コンピュータ将棋の育成を念頭におき、厳しくご指導して下されば幸いです。
思考アルゴリズムとしてコンピュータ将棋界に激震をもたらした「全幅検索」を採用、手を絞り込まず局面を網羅的に評価することを目指します。このシンプルな手法は従来のプログラムには採用されておらず、思考エンジンの持つ特徴的な棋風を楽しむことができます。序・中盤には思いもつかない妙手を繰り出し、検討時には読みぬけを効率よく発見することが可能です。
世界大会版の強さを一般の市販コンピュータで楽しむことができます。大会では多くのプログラムがサーバー用の巨大コンピュータを使用しますので、そのままでは市販コンピュータ上での動作は不可能です。
対照的にBonanzaは元々ノートパソコンでも十分に動くように設計されており、世界大会にも市販ノートパソコンで参加しました。このため、ご家庭の市販コンピュータでも十分な棋力を発揮します。
共有メモリ型並列処理に対応。マルチコア・CPUを搭載したシステム上でのパフォーマンスを高めます。大会時のBonanzaは、デュアルコア(IntelCoreDuo2.16GHz)CPU搭載のモバイル型ノートパソコンで動作。
お手持ちのコンピュータがデュアルコア搭載であれば、世界大会優勝時のBonanzaの強さをそのままお楽しみいただけます。
OS | Windows 98/SE/Me/2000/XP |
CPU | PentiumII 300MHz以上 |
メモリ | 64Mb以上 |
HDD空き容量 | 120Mb以上 |
サウンド | WAVファイル再生可能なこと |
グラフィック | 800x600ドット、ハイカラー以上が表示可能なこと |
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